ノッポのほのぼの山日記

ノッポである管理人が登った山の日記です

登山中の自然災害へ対処方法

こんにちは、ノッポです。

山の天気は変わりやすいといいますが、皆さんは登山中に雨が降ってきたり、強風が吹いてきたり、雷が鳴り始めたりしたときの対処方法はご存知ですか?

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どんな軽い登山でも、1週間かけて縦走するでも根本的に「自分の身は自分で守る」ということが共通認識だと思います。

特に、山の事故では街中よりも救助が難しく、二次災害が生じる可能性が高いと言われています。

そんな、自然災害から自分を守り、安全登山ができる基礎知識を解説していきます。

 

 

①晴れていたのに急に雨が降ってきたら・・・?

⇒すぐにレインスーツを着ましょう!その後、事前に調べた山小屋や一時的に雨風を凌げる場所で待機しましょう!

<解説>

まず、前提として身体を濡らすことは身体を冷やすことに繋がります。雨や汗で身体が濡れると身体は体温を維持しようとして余分にエネルギーを消費します。その結果、疲労が速くなり、低体温症になり動けなくなってしまいます。また、雨の中登山を継続する方もいらっしゃいますが、安全を考えた場合雨風が止んでから行動することが最善の策だと思います。

 

②歩けないほどの強風が吹き始めたら・・・?

⇒風が当たらない場所に避難するか耐風姿勢をとりましょう!

<解説>

風も身体を冷やす原因になりますが、汗をかいていたり、身体が濡れていた場合には急速に身体を冷やしてしまいます。そのため、辺りを見回して物陰や樹林帯に避難を優先します。もし、尾根などの避難する場所がない場合は耐風姿勢を取りましょう。

耐風姿勢とは、風に向かってストックを突いて、頭を下げ(ゴーグル等で眼の保護をしている場合には前を向くでも可)、身体をかがめる姿勢です。ストックがない場合は地面に張り付くようにしましょう。

 

③雷が鳴り始めたら・・・?

⇒保護範囲に逃げ、姿勢を低くして山小屋に避難しましょう!

<解説>

雷が落ちる場所のポイントとして、①山頂や尾根などの高いところ、②岩場、③鉄製のはしご、鉄柵、テント、④木の幹や枝先4mの範囲があります。避難場所として山小屋、車の中、乾いたくぼ地、コンクリートの橋の下が安全とされています。さて、保護範囲とは鉄塔や木の幹、枝先から4m以上離れ、木の頂点を45度以上の角度で見上げる位置で身体を低くして側撃を避けます。5m以下の木には保護範囲がありませんので注意が必要です。鉄塔からは2m以上必ず離れましょう。グループで登山している場合はお互いの距離を3m程度あけて移動しましょう。地面に手を着いたり、伏せたりしてはいけません。金属製の物は外す必要はありませんが、ストックやポール、傘は避雷針のようになってしまいますので外す方がいいでしょう。

 

④落石だ!!どうすれば・・・?

⇒まず頭を守り、他の人にも知らせましょう!

<解説>

落石から身を守るためには「石を落とさない」、「石に当たらない」、「石の落下を知らせる」が大切です。もし、自分が石を落としてしまった場合には「ラック!」と叫んで下の人に危険を知らせましょう。落石があったら物陰に隠れるか、ザックで頭を守るとよいでしょう。また、落石が多い山岳に行く場合はあらかじめヘルメットを被るとよいでしょう。

 

いかがでしたでしょうか?

初心者の方はこれらの知識を生かして身の安全は自分で守れるようになってレベルの高い山に挑戦できるといいですね。

 

さて、山の天気を知るためには様々な手段で手に入れることができますが、一番便利なサイトは以下のサイトです。

www.tenki.jp

皆さんも天気や自然災害に注意して楽しい登山をしましょう!

 

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